最終更新日: 2017/09/07
情報源
Japan Vulnerability Notes JVN#09769017
富士ゼロックス株式会社製の複数の製品における DLL 読み込みに関する脆弱性
https://jvn.jp/jp/JVN09769017/
概要
富士ゼロックス株式会社製の複数の製品には、DLL 読み込みに関する脆弱性があります。結果として、第三者が任意のコードを実行する可能性があります。
対象となるバージョンは以下のとおりです。
– DocuWorks 8.0.7 およびそれ以前のインストーラ
– DocuWorks 8.0.7 およびそれ以前により生成された自己解凍文書
– DocuWorks Viewer Light インストーラ 登録日2017年7月以前のパッケージ
– ApeosPort-VI C7771/C6671/C5571/C4471/C3371/C2271、DocuCentre-VI C7771/C6671/C5571/C4471/C3371/C2271 向け ART EX ドライバーのインストーラ (デジタル署名のタイムスタンプが日本時間 2017年4月12日 11:04 以前)
– ApeosPort-VI C7771/C6671/C5571/C4471/C3371/C2271、DocuCentre-VI C7771/C6671/C5571/C4471/C3371/C2271 向け PostScript ドライバー Microsoft Pscript用 + 機能追加PlugIn + PPDファイル インストーラ (デジタル署名のタイムスタンプが日本時間 2017年4月12日 11:10 以前)
– ApeosPort-VI C7771/C6671/C5571/C4471/C3371/C2271、DocuCentre-VI C7771/C6671/C5571/C4471/C3371/C2271 向け XPS 対応ドライバーのインストーラ (デジタル署名のタイムスタンプが日本時間 2016年11月4日 08:48 以前)
– ApeosPort-VI C7771/C6671/C5571/C4471/C3371/C2271、DocuCentre-VI C7771/C6671/C5571/C4471/C3371/C2271 向け ART EXダイレクトファクスドライバーのインストーラ (デジタル署名のタイムスタンプが日本時間 2017年5月26日 16:44 以前)
– ApeosPort-VI C7771/C6671/C5571/C4471/C3371/C2271、DocuCentre-VI C7771/C6671/C5571/C4471/C3371/C2271 向け設定復元ツールのインストーラ (デジタル署名のタイムスタンプが日本時間 2015年8月25日 17:51 以前)
– ContentsBridge Utility for Windows 7.4.0 およびそれ以前のインストーラ
インストーラの問題は、富士ゼロックス株式会社が提供する最新のインストーラでは解決しています。なお、すでに該当する製品をインストールしている場合には、この問題の影響はありません。
DocuWorks で生成された自己解凍文書を利用する場合は、空の新規フォルダを作成し、その中に DocuWorks 自己解凍文書を格納してから起動することで、本脆弱性を回避することができます。
なお、開発元からは、自己解凍文書作成機能を停止したインストーラが公開されています。詳細は、富士ゼロックス株式会社が提供する情報を参照してください。
関連文書 (日本語)
富士ゼロックス株式会社
弊社提供ソフトウェアにおけるDLL読込みに関する脆弱性について
https://www.fujixerox.co.jp/company/news/notice/2017/0831_rectification_work.html
富士ゼロックス株式会社
DocuWorks自己解凍文書の任意DLL読み込みに関する脆弱性について
https://www.fujixerox.co.jp/company/news/notice/2017/0831_rectification_work_2.html
引用元:JPCERTコーディネーションセンター
「JPCERT/CC WEEKLY REPORT 2017-09-06」
https://www.jpcert.or.jp/wr/2017/wr173401.html