Drupal に任意のコードが実行可能な脆弱性

最終更新日: 2019/02/27

情報源

US-CERT Current Activity
Drupal Releases Security Updates
https://www.us-cert.gov/ncas/current-activity/2019/02/21/Drupal-Releases-Security-Updates

概要

Drupal には、脆弱性があります。結果として、遠隔の第三者が任意のコードを実行する可能性があります。
対象となるバージョンは次のとおりです。

– Drupal 8.6.10 より前の 8.6 系のバージョン
– Drupal 8.5.11 より前の 8.5 系のバージョン

Drupal によると、次のような条件を満たす場合に本脆弱性の影響を受けるとのことです。
– Drupal 8系で “RESTful Web Services” モジュールを有効にしている

– Drupal 8系で “JSON:API” モジュールを有効にしている
– Drupal 7系で “RESTful Web Services” モジュールを有効にしている
– Drupal 7系で “Services” モジュールを有効にしている

なお、Drupal 8.5 系より前の 8系のバージョンは、サポートが終了しており、今回のセキュリティに関する情報は提供されていません。また、Drupal 7系についても、上記条件を満たす場合は本脆弱性の影響を受けるとのことです。
この問題は、Drupal や Drupal のモジュールをDrupal などが提供する修正済みのバージョンに更新することで解決します。詳細は、Drupal が提供する情報を参照してください。

関連文書 (日本語)

JPCERT/CC 注意喚起
Drupal の脆弱性 (CVE-2019-6340) に関する注意喚起
https://www.jpcert.or.jp/at/2019/at190010.html

関連文書(英語)

Drupal

Drupal core – Highly critical – Remote Code Execution – SA-CORE-2019-003
https://www.drupal.org/sa-core-2019-003

Drupal

SA-CORE-2019-003 Notice of increased risk and Additional exploit path – PSA-2019-02-22
https://www.drupal.org/psa-2019-02-22

 


引用元:JPCERTコーディネーションセンター
「JPCERT/CC WEEKLY REPORT 2019-02-27」
https://www.jpcert.or.jp/wr/2019/wr190801.html